やみつきジャパン!

若年性パーキンソン病と闘う札幌在住独身サラリーマンのショートショート小説公開ブログです。

小説

奪われた俺の公園

「この空き地に公園があったら、多くの子供たちが喜ぶだろうね」 市長が缶コーヒーを飲みながら夢を語り出した。

原稿がない!

昨日、Web光文社文庫に作品を1つだけ応募した。締め切りが9月末までだったのであまり時間がなく結構焦っていたが、何とか今回募集中の『秘密』というテーマに沿った作品を完成させることができた。

コオロギ

僕には姉が一人いる。家族の僕が言うのもなんだが美人だ。小さい頃からモテたし、性格も良く自慢の姉だ。しかし、僕は昔から姉が怖かった。

何でもあり〼(マス)

シルバーウィークの初日、自宅で暇を持て余していた独身男の日向(ひなた)は、連休を読書で過ごすことにした。家から少し離れた大型本屋まで電車で出かけ、話題作を中心に色んなジャンルの小説を数冊ほど買い込んだ。本屋の名前が入ったビニール袋をぶらぶ…

とりあえず河童の皿を割ろうか?

休日の昼、俺は同僚のレイちゃんと定山渓温泉に来ていた。

君は星を欲しがる

「あの一番輝いている星が欲しい」 君はいつも無理を言って僕を困らす。初めてのデートで君が欲しがったのは、夜空に輝く星だった。

部屋を去る女

この部屋には私の3年間がある。楽しいことばかりではなかった。何度も彼と喧嘩し、何度もこの部屋を離れた。最後は、いつも彼が折れてくれて、私はこの部屋に戻ってくることができた。

モテる男

「なあ聞いたか? 経理の坂田、あいつまた女を変えたんだってよ」

夏の雨と二人の男

旦那や彼氏の携帯を見るべきではないと、よく聞くがあれは本当だ。私が見たのは旦那のノートパソコンだったが、あれのおかげで私の人生は奈落の底に落ちてしまった。見つけたのがエロ動画なら私も呆れるだけで済んだのだが、私が見つけたのは、ブログだった。

冬の蝉

仕事の依頼はいつも親戚の誰かからだ。内容はいつも決まって同じ、心霊現象について助けてほしいというものだった。

彼女が生になるまで20年

俺の名はT。これかから話すことは、大学1年の夏休みの時の話だ。

アンドロイド彼女

「別れましょう。私とあなたでは、うまく行かないわ。あなたなら、またすぐに別の彼女が見つかると思うわ」

雪山と偽善者

(写真:LGEPR) 雪山には不釣り合いな金属片が散らばっている。大きな金属の塊には、有名航空会社の名前が書かれていた。

クリスマスの夜に彼女と赤いマフラーを

(イラスト:anonymous) 昨日はクリスマスだった。生まれて初めてクリスマスにもらった手編みのマフラーは白だった。しかし、今、俺の首に巻かれているマフラーはなぜだか赤い。生まれて初めてできた彼女は若くてかわいい。そして、俺の目の前で微笑んでい…

俺の彼女は諦めが悪い。

毎週土曜、彼女は俺のところへ会いに来る。時間もきっかり朝の9時。俺の意思なんてお構いなしだ。悪い気はしないが、逢う度に一週間何があったかを聞かされるのは疲れる。彼女は俺が黙って聞いているだけで満足なのだろう。